駐車場で認定を受けることになるメリットと留意点

認定駐車場と言いますのは、建物という形で整備されているパーキングのうち、構造並びに防火のための設備などに於いて、法令を基準にして決められた一定レベルを充足しているとして、国土交通大臣サイドより認められているものを意味します。法令上、耐火建築物とみなされますので、耐火被覆の措置が要らず、防火区画を設定することも必要なくなり、防火シャッターといった防火のための設備は一部が不必要、あるいは簡易なものをセッティングするだけで済みます。それに加えて、建築確認申請に関しても、申請書に対して添付する必要な関係書類のうち、構造計算書を省略できます。元来建物をつくるケースで必要になるものを省略できることから、パーキングを建てる際に求められる費用の抑制であるとか、工事の期間短縮が可能です。

それに対して、認定駐車場をセッティングするためには、隣接建物とそれなりの間隔が求められます。その結果、スタンダードなパーキングと照らし合わせると設置できる土地は制限されます。それに加えて、全て地上階だけで成立していなければならず、地下を設けると駐車場の認定は不可能です。それから、認定駐車場の留意点といえるのが、第三者評価機関に対してパーキングの建物の形での性能を評価してもらって、それを踏まえて大臣に対して申請を行わなければならないことです。

そして、一通り手続きがフィニッシュするまでには数ヶ月かかることがよくあります。

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