過払い金返還請求の流れ

過払い金は確実に戻ってきます。ただしそのためには、過払い金の金額を確定して請求しなければなりません。そこで、確定作業から始まるのですが、借り入れや支払いの明細書がずべて残っていればよいのですが、そのようなことは稀なので、まずは借入先から取引履歴を取得します。それを元に過払い金を確定し、業者に返還請求を行います。

そして、すぐに返還して来ればよいのですが、そうはいきません。のらりくらりと交わしてきたりしますので、交渉が必要になります。もしそこで全額返還してもらえなければ、裁判ということになります。訴状に履歴書、計算書、謄本、説明書をそろえて裁判所に提出します。

判決が出る前に相手側としては和解の道を模索してくるかもしれませんが、条件が良くなければ飲む必要はありません。最終的に判決まで持っていけば必ず勝訴できるからです。和解の道を選んだ、或いは裁判で判決が出れば、相手側はお金を振り込んできます。ポイントとなるのは、金額の確定、相手との交渉、裁判になります。

金額に関しては、計算ソフトを使ったりすれば対応は可能です。交渉は、取引履歴の開示、返還請求、裁判前段階となります。高圧的に出てくることはあまりありませんが、相手もプロですので、上手く丸め込もうとしたり、話を引き伸ばそうとしてきます。裁判では書類の作成や出廷がネックになってきます。

以上のことに不安がある場合は、費用はかかりますが、司法書士や弁護士に依頼すれば、最初から最後までお任せで対応してもらえます。

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