連帯保証人の支払い義務

保証人には2種類あり、借金をした人に返済能力がある限りは支払いを拒否できるのが保証人です。それに対し、連帯保証人になると借金をした人に返済能力があるかどうかが関係なく、支払い義務が発生します。軽い気持ちで連帯保証人になってしまい、債務者が返済不能に陥った場合に経済的な状況等からその義務を果たせない場合もあります。義務を果たせないことが分かったら早々に債務整理を行う必要があり、自分で手続きを行うのが難しければ専門家に相談することが大切です。

もちろん義務を果たすことができるのであれば、債務者の代わりに返済していくことになります。債務者の状況にもよりますが、ずっと代わりに支払っていかなければならない場合には相当な負担となり、額が大きければ途中で支払えなくなるケースも出てくるかもしれません。先行きが不透明になったらとりあえず専門家に相談する人も多く、相談すると連帯保証人としてやるべきことや、取るべき方法を教えてくれます。万が一支払いが不可能であることが分かり債務整理を行うことになったら、任意整理か民事再生、自己破産のいずれかを選択することになります。

任意整理は裁判所等の公的機関を通さずに、債務者と債権者の間で交渉して借金を減額する方法です。民事再生では、裁判所に返済困難であることを認めてもらい、減額された借金を3年かけて分割で経ないしていきます。自己破産は他に取るべき方法がない場合に選択され、地方裁判所に申し立てると借金が帳消しにされます。

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